夏に読みたい本4選

夏になると読みたい本。
どうしてもホラー小説に傾きがちですが、中でも私が中高生くらいのときに読んでいた本で選んでみました。

DIVE!!(上・下)/森絵都

DIVE!! 上 (角川文庫)
夏のスポーツはやっぱり甲子園!だとは思うのですが、水泳もいいじゃない。
素直で頼りない主人公の知季、サラブレットで完璧主義な要一、天才ダイバーの祖父を持つ野性的な飛沫。そんな少年たちがオリンピックを目指す話。

姑獲鳥の夏/京極夏彦

文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)

二十箇月もの間子供を身籠っていることができると思うか  (本文引用)

ミステリー・推理云々より、途中眠ってしまいそうなほど前置きが長いのですが、ばら撒いた蘊蓄フラグの回収が面白い。

疾走/重松清

疾走

誰か一緒に生きて下さい   (本文引用)

おどろおどろしいホラーより、物静かな狂気の方が恐怖を覚える。重松清だからこそ描ける、重厚な人間関係の闇。


モンテ・クリスト伯/アレクサンドル・デュマ

モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)

あらすじ:
主人公のエドモン・ダンテスが仲間の陰謀により無実の罪で捕えられる。14年もの牢獄生活から脱獄を果たし後、彼は莫大な財宝を手に入れ、モンテ・クリスト伯と名乗って壮大な復讐劇を開始するのであった。

起伏のあるストーリーで、始終ハラハラしっぱなしです。伯爵の用意周到さが凄い。